皆さま、こんにちは。
12月に入り、いよいよ雪景色となった津軽より、編集部・石田がお伝えします。
さる12月1日(木)、こぎん刺し発祥の地との説もある青森県西目屋村で、kogin.net山端家昌さん監修「西こぎん展 時を超えたコラボレーション」が開幕しました!「道の駅 津軽白神」(ビーチにしめや)にて、来年3月9日(木)まで開催されます。
◆9時〜16時まで
◆定休日:12月31日、1月1日
◆住所:青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田219ー1
◆電話:0172-85-2855
1日(木)は山端さんのトークイベントも開催され、西こぎんの特徴や歴史的背景、展示会の見どころについてお話がありました。
江戸〜明治時代の古作こぎんは、地域によって「西こぎん」「東こぎん」「三縞こぎん」に大別され、西目屋村は肩の部分に縞模様がある「西こぎん(縞こぎん)」が多く刺された地域の一つとされています。
西目屋村は炭の産地でした。炭が貴重なエネルギー資源だった時代、重い炭スゴ(炭俵)をいくつも背負って山を下り、里に運んだのは村の女性たちでした。かつては西こぎんを着ていたと考えられています。こちらのマップで、女性たちの足跡をたどることができます。
会場には、古作こぎんの晴れ着(長袖)、仕事着、着古したこぎん刺し着物を藍で染め直した「染めこぎん」も展示されています(会期中、展示替えもあるそう)。
いったいどんな人が着ていたのでしょう?
西こぎんのふる里で、昔の人の営み、息づかいを感じることができます。
そして!古作こぎんと共に展示されているのは、県内外の現代こぎん刺し作家・愛好家による作品たち。
それぞれの作品には西こぎんへの思いが込められ、工夫が凝らされています。
江戸〜明治の刺し手と、現代の刺し手による作品が一堂に会した展示会。
いまと昔、変わったこと、変わらないこととはーー
西こぎんのふる里で、ぜひ感じてみてくださいね!
こぎん刺しの各種キットや布・糸等も購入できます。こぎん模様のお菓子、アウトドアブランド「montbell(モンベル)」とこぎんのコラボ製品も販売中。
この冬は西目屋村で、こぎん刺しの今昔に出会ってみてはいかがでしょうか・ . *
へば、まだね〜!
石田
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