編集部の石田です。津軽はだいぶ肌寒くなってきましたが、皆さんお元気でいらっしゃいますか?
私事ですが、去る10月4日、「古作こぎんの小さな展示室 ゆめみるこぎん館」を弘前市の自宅でオープンいたしました。祖母の故・石田昭子が収集した古作こぎんを主に展示しています。
さっそく地元紙・陸奥新報さんが記事にしてくださいました(2021年10月5日付)。ありがとうございます。許可を得て掲載いたします。
祖母は津軽の家々を訪ね歩き、昭和30年代に古作こぎんを収集しました。今となっては刺し人知らずの古作こぎんですが、一着一着、確かに刺した人が存在し、暮らしとともにこぎん刺しはありました。
そこで、来年3月までの展示テーマは「名もなき女性たちへの賛歌」としました。江戸から明治にかけて、こぎん刺しを生み育てた津軽の女性たちに、古いこぎんを通じて出会っていただければ幸いです。
来館時、ご希望の方は古作こぎんのカードを1枚引くことができます。ご縁のある一着と出会っていただき、刺し手に思いをはせたり、模様や布について考察することも可能です。もちろん、館内の古作や祖母の作品など自由にご覧いただけます。
当館は予約制です。お問い合わせやご予約は下記までお願いいたします。
◆電話090-5194-1278(石田舞子)
◆所在地:青森県弘前市高屋字本宮453-1(旧岩木町)
◆入館料:お一人1,000円(税込)
ご予約可能日は「ゆめみるこぎん館」インスタグラムでご案内しています。
https://www.instagram.com/maiko.ishita/
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小誌『そらとぶこぎん』(津軽書房)が2017年に創刊してから、5年の月日が流れました。小誌を制作するごとに、こぎん刺しを深く知ることとなり、と同時に、分からない・知らないことの多さを思い知ることになります。小誌があるからこそ、根気強くこぎん刺しと向き合えているのかなと思います。そして、読者の皆さまやこぎんファンの皆さまとともにこぎんと向き合って来れたからこそ、ゆめみるこぎん館の開設につながりました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。
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古作こぎんに会いに、ぜひいつか遊びに来てくださいね!
岩木山の麓で、首を長くしてお待ちしています。
へばまだね〜*
石田
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