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こぎん+織り+キモノが楽しい「こぎもの展Vol.2」(〜10/31)

 

 

編集部の小畑@東京です。ようやくコロナ禍も落ち着いてきた中、久しぶりのこぎん展示があると伺い、いそいそと出掛けてきました。吉祥寺のしゃれたお店が並ぶ中道通りのウインドーを眺めながらたどり着いた会場は、蔦に覆われた素敵なビルの1階にあるギャラリー。こぎんと織りとキモノをテーマにした「こぎもの展Vol.2」に足を踏み入れると着物姿のアンコギンさんとハルコギさんが迎えてくださり、気分も華やぎます。

 

 

 

 

少し前まで弘前にアトリエを構えていたアンコギンさんは青森の作家さんとのつながりも多く、今回はデニム生地を使ったアップサイクル作品を作っている作家やバッグ作家など、青森の作家さんとのコラボ作品もカラフルでキュート。

 

 

 

 

アンコギンさんが布屋さんに依頼して作ったこぎん布「いろふ」は5色で、さらしと色を染めた布では微妙に手触りが違います。「染めの過程で糸が若干縮むので、さらしと同じサイズにするため試作を重ねました」とアンコギンさん。布つくりのお話は奥が深く、伺っていると話が尽きません。思い切って挑戦された意欲に拍手です。

 

 

 

 

ハルコギさんの手織り布は太さの違う糸がカラフルな世界を生み出し、所々でラメ糸がキラキラしたり、一枚一枚の織りなす表情が豊かで、見入ってしまいます。

 

 

 

 

こぎんを刺した半襟、鼻緒にこぎんを刺したカフェ草履、帯留めなど着物に合わせるアイテム、そしてピアスやブローチなどの小物など幅広いバリエーションと展示されている作品数の多さに、コロナ禍の時間にちくちくと、ひたすら刺し続けてきたお二人の気持ちが感じられます。こぎん展示の場に足を運び、顔を合わせてこぎん話ができることも改めて嬉しく感じたひと時でした。ぜひ、お出掛けください。

 

「こぎもの展Vol.2」

2021/10/27〜31 5days 

時間 金・土 11時〜19時

   最終日〜16時

会場 吉祥寺ギャラリー リテイル(吉祥寺本町3-12-9 103)

https://koguimono.wixsite.com/website

 

@annkogin714 @harcogui 

@koguimono